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■魔界人と悪魔

魔界は実力が強い上位悪魔が
統治する世界でした。
悪魔とは精神力が意思を持った
結晶体とも考えられています。
生殖による増殖や世代交代は稀で、
比較的完成された状態で
マナが自然と生み出すモンスターに混じって
超低確率ケースで生命体として生まれます。
よって同族と呼べる種族も少なく、
個体差が大きいのが特徴です。
物理法則よりも精神力に左右される世界なので
異種族交配による繁殖(キメラ種)も可能です。
悪魔と人間のハーフも珍しいケースで存在します。

魔界人は紀元前3000~500年頃に移住した
人間がルーツですが魔界では弱弱しい存在です。
それは長い年月をかけ悪魔が教育したからであり
家畜のような扱いを受けていた結果です。

時間の流れが約8倍違うため
地球と繋がっていたのが
紀元前3000年といっても魔界では4億年相当
西暦500年でも1万2000年以上前ですから、
魔導文明の興隆期も終えて現在は衰退しています。

ソロモン悪魔達やサタンや熾天使など
伝説級の悪魔などは1人も存在し続けていません。

地球の存在を知る悪魔も極めて希少であり、
知られていたとしても興味を持たれていません。
そんな状況で[天魔教]が調査と征服を行い
大半の日本人を含む、人類の約3割を
魔界へ移住させました。